梅雨の不調とゆがみ
目次
- ○ 梅雨の体調不良
- ・体調不良の原因
- ・ゆがみとの関係
- ・対処方法
- ○ 今年は元気に梅雨を過ごそう!
梅雨の体調不良
気温が上がってきて、ジメジメした気候が続く梅雨は、「何だか体の調子が悪く感じる」「気分がゆううつ」という人も多いのではないでしょうか?梅雨時期に多い症状としては、
〈頭痛〉
頭痛の種類はさまざまで、ずっしりとした鈍痛を感じる方もいれば、キーンと響くような偏頭痛に悩まされる人もいます。頭痛がひどい人は、同時にめまいや肩こりなどの症状を訴えることも多いようです。
〈ぎっくり腰、肩こり、寝違えなど〉
気圧の変化が激しい梅雨の時期は、筋肉が緊張して血流が悪くなりがちです。それによって、痛みが起こることも多くなります。
〈食欲が出ない〉
食事どきになっても食べる気がしない、何を食べても美味しく感じないなど、食欲が減退する場合があります。人によっては吐き気や胃痛などの症状を感じることもあるようです。
〈疲れ・倦怠感〉
一日中だるさを感じる、動くとすぐ疲れるなど、倦怠感を覚えやすくなるのも梅雨時の特徴です。眠っても疲れが取れない場合が多く、梅雨時いっぱい倦怠感が続くという方もいます。
〈イライラ・集中力の低下〉
梅雨時の不調は体だけでなく、精神面に及ぶ場合もあります。わけもなくイライラしたり、憂鬱になったり、仕事や勉強に集中できないといった症状が出た場合は、梅雨特有の不調に陥っている可能性があります。
体調不良の原因
上記のような体調不良の原因としては、
1. 気温の寒暖差による不調
梅雨にあたる6月~7月は全国的に気温が上昇する時期ですが、雨が降る日は一転して肌寒さを感じることもあります。とくに昼夜の寒暖差が大きい日は、体温調節が追いつかず、体に不調を起こしやすい傾向にあります。
2. 気圧が低い
気圧の低い状態が続きやすい梅雨時期は、自律神経のバランスが乱れがちです。自律神経は交感神経と副交感神経という2つの神経によって構成されていますが、気圧の低い日は安静時に優位になる副交感神経が活発になり、体が脳がリラックスモードに移行してしまいます。その結果、時間帯に限らずだるさや倦怠感、眠気などを感じやすくなります。
3. 湿度が高い
梅雨時期は雨が降りやすいため、常に湿度が高く、じめじめした状態が続きます。湿度が高いと、水分代謝や消化吸収がうまく行かず、食欲が減退したり、下痢などの症状が出たりします。また、空気中の湿度が高いと、発汗機能が乱れて余分な水分を体内に溜め込みやすくなります。余分な水分が体内に蓄積されると、むくみやだるさのほか、気温によっては熱中症を発症することもあります。
4. 日照不足
梅雨時はどんよりと曇っている日が多く、日差しがなかなか届きません。人は日光を浴びることによってビタミンDを生成しているため、日照不足に陥ると、ビタミンDの欠乏からカルシウム吸収率の低下を招く原因となります。また、日光にあたると人は「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌が活発になります。くもりや雨の日が続くと、セロトニン不足から気分の落ち込みやイライラといった精神面の不調が目立つようになります。
ゆがみとの関係
梅雨の不調の原因の1つに「自律神経の乱れ」がありましたが、身体のゆがみによっても自律神経の乱れは起こるため、身体のゆがみがある状態だと、梅雨時期に不調が出やすくなってしまいます。
では、身体のゆがみとはどういうことなのかを見ていきましょう。
身体のゆがみは、日常生活の癖によって起こるのですが、癖によってまず歪むのが骨盤です。骨盤は身体の中心部分にある土台なので、骨盤がゆがむと背骨もゆがみ、姿勢が崩れてしまいます。それによって神経伝達も悪くなり、自律神経の乱れにつながるのです。
また、筋肉のバランスも崩れやすくなるため、血流が悪くなり腰痛や肩こりなどの痛みも出やすくなってしまいます。
対処方法
1. 規則正しい生活を送る
乱れた自律神経を整えるには、規則正しい生活を送り、体のリズムを正常に戻す必要があります。起床時は雨やくもりの日でもカーテンを開けて外の光を浴び、体内時計をリセットしましょう。また、だるさや倦怠感を感じるときは、ウォーキングやストレッチ、ジョギングなどの軽い運動を行うと、血の巡りが良くなって不調の原因を解消できます。
2. 体のむくみにはカリウムの摂取がおすすめ
湿度が高くて体がむくんでいるときは、体内の余分な水分の排出をサポートするカリウムを意識的に摂取しましょう。カリウムはきゅうりや大根、アボカド、バナナなどの野菜や果実類に含まれています。これらは生のままでも摂取できますが、大量に食べると胃腸に負担がかかるので、温野菜やスープにするなど、加熱調理して食べるのがおすすめです。なお、持病などでカリウムを制限しなければならない方は、事前に医師へ相談しましょう。
3. 冷たいものの摂取を避け温かいものを食べる
梅雨時期は蒸し暑さを感じやすいので、つい冷たい食べ物・飲み物をとりたくなりますが、冷たいものを暴飲・暴食すると胃腸が冷えて体調不良が悪化する原因となります。冷たいジュースの代わりに温かいお茶やスープを飲んだり、体を温める作用のあるショウガを料理に使ったりして、体を芯から温める工夫をしましょう。
4.骨盤を整える
身体のゆがみからの自律神経の乱れを整えるために骨盤ケアをしましょう。どんなふうにゆがんでいるかを知って、それを整える施術をうけたり、自分でできる骨盤ケアを行うことで自律神経の乱れを整えましょう。また、頭痛は背骨のゆがみから起こっている場合も多いので、頭痛を根本から解消することにも繋がります。
今年は元気に梅雨を過ごそう!
いかがだったでしょうか?梅雨の不調は、生活習慣を整えることでかなり軽減させることができます。さらに生活習慣と骨盤ケアを一緒に行うことで、梅雨時期以外でも痛みや不調の出にくい身体づくりをすることができるので、是非一度自分の身体の状態を知って解消だけでなく予防をしていく行動をしていただければと思います。当サロンでは一人ひとりの身体の状態から施術の内容や自宅ケアなどのアドバイスも身体に合ったものを提案させていただきます。興味のある方はぜひ一度お越しくださいませ!